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再び公開ダイエットはじめてます。今度は無理なく1ヶ月に1kgペース♪ 目標は年末までに12kg以上減らすこと! 叱咤激励よろしくです!redking16@excite.co.jp
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復刻版ヨーグルトと懐かしのゲーム
復刻版ヨーグルトと懐かしのゲーム_b0026577_13493925.jpgところで、今日の昼食。注目は脇にある一品。ここにも復刻版が出ていたのだ! チチヤスヨーグルトの瓶である。値段はちょっと高く137円であったが、興味津々だったのでつい買ってしまった。食べてみると甘くて懐かしい味だ。一番嬉しかったのは、瓶のふたが紙キャップだったことである。小学生の頃、牛乳キャップを集めて「チッケ」という遊びをやっていたことを思い出す。この牛乳キャップを使った遊び、「ドロケイ」(あっかん)などと同じように地域によって呼び名やルールが違うのではないだろうか?

僕が通っていた小学校で流行っていたのは、こんな遊び方だった。

(1)ゲームは2人以上なら何人でも可。
   だいたい最大でも5人~6人だったと記憶している。

(2)牛乳キャップを1人1枚ずつ出して、表を上にして重ねていく。
   この時、キャップを重ねていく順番は決まっていなかったと思う。

(3)じゃんけんをする。勝った順にゲームに参加していく。

(4)最初に重なった一番上のキャップをツメの先でこするようにはじく。
   キャップを裏返すことが目的なので、下に押しつけながらはじくのがコツ。
   だいたい人差し指を使っていたが、強くはじく人は中指を使っていた。

(5)一気に重なっているキャップ全数をひっくり返せたらラッキー。

(6)全数ひっくり返せなかったら、次の人が同じようにツメではじいていく。

(7)キャップの位置が離れているときは、2本以上の指先を使ってもいい。
   2枚の場合は、ちょうどVサインを裏返した形ではじいていた。
   どんなに枚数が多くても、人差し指・中指・薬指の3本同時が限界。

(8)全部ひっくり返したとしても、まだ続きがある。
   ひっくり返したキャップが片手の手のひらで押さえられる位置にないとダメ。
   指先がキャップにかかっていればOK。
   もし、ひっくり返したとしても、キャップ全数を片手で押さえられなければ×。
   その場合は、もう一度やり直しとなる。

こんなゲームが小学校3年~4年あたりにかけて流行ったものだった。当時、給食についてくる牛乳はコーシン牛乳の瓶牛乳。みんなして丁寧に牛乳キャップを開けていた。胃に余力のあるやつは、給食室に行って余った牛乳をもらって飲みほし、牛乳キャップを集めていた。

でも、みんながみんな同じキャップを持つのではつまらない。というわけで、いろんな牛乳キャップを集めて自慢することが同時に流行ったのだ。まだ牛乳配達が多かったころだったので、家の軒先には牛乳配達用の木箱が備え付けられていた。学校の帰り道、そうした木箱の中を覗いては、回収に出された牛乳瓶にキャップがついていないかどうか一軒一軒確かめていったものだった。今から考えると、ものすごく不審な小学生たちだったろう。

コーシン牛乳の他には森永、明治、チチヤス、というのがメジャーどころだった。時々ヨーグルトの大きなキャップを持ってくるやつもいた。珍しい牛乳キャップがでてきたときには、クラス中で話題となった。

さて、こうして集めたキャップ。ただ集めて遊ぶのだけではつまらない。ということで、いつの間にやら賭け事の要素が加わったゲームに発展していった。要するに、上記遊び方(8)の最後の部分に、「勝った人がすべてのキャップをもらう」という一文が入るようになったのだ。

休み時間毎に、このギャンブル性のあるゲームに興じていたのだが、ついにある事件が起きてしまった。それは牛乳キャップ盗難事件である。ちなみに被害者のひとりは僕だった。

結構このゲームが得意だった僕は、かなりの枚数の牛乳キャップを持つようになっていた。その数、300枚近かったと記憶している。いくら洗っても、キャップの裏面についた牛乳臭さはとれるものではなかったので、大きなビニール袋に入れ、それを教室後ろのロッカーに入れておいたのだ。小学生の頃である。当然、まだロッカーに鍵などついていなかった。学校の帰り道でゲームに興じる分だけは、制服のポケットの中に入れておき、それ以外のキャップを学校に置いていたのだ。

ある日の朝、ゲームをしようとロッカーを開けたら、牛乳キャップがいきなり半分近くに減っていたのだ。隣のロッカーのやつも同じようにキャップが消えてしまっていたのだ。他のクラスでも同様のことが起きていたらしい。結局、犯人捜しをするも犯人は分からず、そのまま迷宮入りに。何だか興ざめしてしまい、そのまま「チッケ」も廃れていった。

今考えてみると、ギャンブル性は別として、ものすごく素朴なゲームだったと思う。今、学校給食で出される牛乳は紙キャップではないんじゃないだろうか。この前、スーパーで昔懐かしの牛乳瓶を見つけたが、口のところがプラスチックキャップになっていて、ものすごく寂しく思った。こんな素朴なゲーム、今の子どもたちは見向きもしないんじゃないかな?

大量に残っていた牛乳キャップはそのままゴミ箱に捨てられたのだが、今も持っていたら、オークションあたりで売れたのだろうか? 復刻版のチチヤスヨーグルトを食べて、ふとそんなことを思い出してみた。
by redking16 | 2005-05-12 14:30 | 戯言の類
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